DNSについて


ドメイン移管やサーバー切り替え時に必ず出てくる「DNS」。その「DNS」について解説致します。

1 .DNSとは
普段、私たちはWEBサイトの閲覧やメールを使用する際には、「ドメイン」を使用しています。例えば、http://www.onocomm.co.jp やinfo@onocomm.co.jp といったアルファベットを使用した形式です。
しかし、ネットワーク上のコンピューター間では、ドメインではなく「192.168.1.20」といった「IPアドレス」でやりとりされています。
IPアドレスは「コンピューターの住所」なのですが、単なる数値の羅列であるIPアドレスは人間にとっては大変覚えにくいもの。ですので、先述のような「ドメイン」がIPアドレスの代わりに使用されるようになりました。
では、このドメインとIPアドレスとがどうやって相互変換されているのでしょうか。ここで一枚噛んでいるのが「DNS」という仕組みです。
「DNS」 正式名称は「Domain Name System」。
DNSのお仕事は「名前解決」です。文字通り、ドメイン(名前)とIPアドレス(数字)を対応付けします。また、このステムを実行するコンピューターやサーバーソフトウェアを「DNSサーバー(またはネームサーバー)」と呼びます。

ドメインを入力するとDNSサーバーーが対応するIPアドレスを自動で判別し表示します。インターネット上では、コンピューターはすべてIPアドレスが住所となります。

2. サーバーの移転とDNS
日常ではほとんどの人がDNSを意識することがないと思いますが、ご利用中のサーバーを他社サービスへ移転したり、プランを変更したりするなどしてサーバーが変わる場合、DNSの存在を意識せざるを得ません。
例えばサーバーを変更しIPアドレスが変更になっても、DNSサーバーが自動で対応するIPアドレスを切り替えてくれるので、ドメインを使用するユーザー側では何も変更する必要がありません。
(※サーバー切り替えの際、DNSサーバーの設定変更は必要ですが、すべて弊社が行います。)

DNSを切り替えると(サーバーー変更等)DNSサーバーーも自動で情報を更新しますが、数時間~48時間程度の時間がかかります。(一般的な目安)


3. DNSとキャッシュの関係
DNSの切り替えに何故時間がかかるのかというと、理由として下記の4点が挙げられます。
  1. DNSサーバーはインターネットや社内、家庭内等のあらゆるネットワーク上に存在するため。
  2. DNSサーバーは一度取得した名前解決の情報を「キャッシュ」するため。
  3. ネットワークに接続する機器(DNSサーバーを含むあらゆるサーバー、ルータ、パソコン等)は、基本的にどこかのDNSサーバーを参照して名前解決をしているため(キャッシュされた情報を参照する)。
  4. それらの機器も、取得した情報を「キャッシュ」するため。
ブラウザの場合、初回表示で取得したデータはキャッシュとしてローカル内に記憶し、再表示時に表示時間を短縮させます。

まずは「キャッシュ」について。
WEBサイトを閲覧していても「キャッシュ」という言葉を耳にすることがあると思います。
ブラウザは、一度閲覧したページのデータを一時的に記憶して、再度同じページを閲覧する際に高速表示できるようにしています。その一時的に記憶している情報を「キャッシュ」といいます。

同じ理屈で、DNSにもキャッシュが存在します。
ブラウザのキャッシュはページの内容を記憶しますが、DNSのキャッシュはドメインとIPアドレスとの対応付けを記憶します。
DNSサーバーが名前解決を行うとき、まず上位のDNSサーバーに問い合わせします。この時、サーバーの負荷軽減と表示の高速化のため、対応付けされたドメインとIPアドレスはキャッシュとしてDNSサーバー内に残ります。

また、ネームサーバーーを参照しているのはパソコンだけではなく、メールサーバーーやWEBサーバーーを始め、あらゆるサーバーーが利用しているため、DNSキャッシュの影響は広範囲に及びます。
DNSサーバーーの場合、ドメインとIPアドレスの対応付けをキャッシュとして記憶します。

さらに、DNSのキャッシュはパソコン、ルーター、ネット回線の終端装置などユーザーの利用するパソコンからインターネットへ繋がるまでの各機器にもそれぞれ存在します。
ユーザーの使用するパソコンからDNSサーバーまで更新されると新しいサーバーの画面をみることができます。

※キャッシュ更新のタイミングは各機器によって異なるため、切り替わるまで数時間~48時間程度の時間を見積もっていますが、ドメインの設定や機器によっては、もっと長くなったり、一切更新されなかったりする場合もあります。ここに記載した時間は、あくまで一般的な目安です。

弊社管轄外である回線等の機器がそれぞれキャッシュを持つので切り替わるまでのタイムラグはどうしても生じてしまいます。ですので、しっかりと事前準備が必要です。
DNS切替時のタイムラグ対策へ


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