AIを中心とした会社に
どうも、こんにちは。斧山です。
当社も、クラウド構築・運用の会社から、おかげさまでAIエージェントをお客様の業務に組み込む会社へとシフトしてきています。
社内においても、今まではエンジニアがAIを利用して成果物を作るという役割でしたが、来期においては、AIを中心とした人間の役割を再定義することにしました。
新しい役職としては、AIエージェントに指示をする AIオーケストラ と、AIエージェントが提示するタスクを確認・実行・調整する AIワークオペレーター という2つの役割です。各役割の中には、専門特化した細かな役職に分かれます。
今までは人間が中心となり、それぞれ各自がAIツールを使い、既存業務の効率化を図っていました。
しかし、これではいくつかの弊害が出てくることがわかりました。
人を介することによる役割と手間の重複
ひとつに、上司が担当者にタスク指示を出し、その担当者がAIエージェントを使って作業をする形となりますが、業務が整理されるにつれて、タスク指示者が直接AIエージェントを使って業務が完結することが多くなったことです。
人を介して業務を渡し、その業務を人が受け取り、結局AIで処理をするという、役割と手間の重複が増えてきました。
目的や背景を言語化する重要性
もう一つの課題として、AIを活用するうえで、目的や背景を明確に言語化するプロセスの重要性が高まっていることがあります。
今までは、お客様が自社の課題を明確にして、依頼として業務が渡され、発生していました。しかし、クラウドとSaaSの普及により大方の課題は解決され、わかりやすい課題がそのまま渡されるというケースは激減しています。
そしてAIの登場により、その変化が一気に圧縮されて、お客様から直接課題を渡されるということはほぼなくなりました。お客様自身がAIにアクセスでき、ナレッジや単純な技術課題などは自社で解決が可能です。
また、内製化の流れもあり、シンプルな課題がアウトソースされるということはなくなりつつあります。
従来は、お客様から課題指示を渡されることに慣れており、そもそもそれはなぜ行うのか、何のために行うのか、という理解をしなくても、作業として消化し、成果物でお客様とつながり仕事としてきました。
ITエンジニアは、技術知識、技術課題の解決、プログラムコードの作成、インフラ整備、成果物によるコミットで価値を還元してきた歴史があります。しかし、現代において、それらの作業や知識としての大部分は、AIエージェントが役割をこなすようになっています。
従来の成果物提供を中心とした業務では、目的や背景をAIに伝えるための設計力が十分に求められない場面もありました。今後は、AIの出力を評価するためにも、目的設定や判断基準の明確化がより重要になります。
AI時代に求められる役割
AI時代において求められるのは作業価値ではなく、なぜそれをやるのかという意味の説明ができることにあります。
当社のAIオーケストラの新しい役割は、AIエージェントに意味と目的を与え、お客様のもとにAIエージェントをお届けすることにあります。
そして、AIワークオペレーターは下位の役職というわけではなく、AIが行えない対面、対人、フィジカルな対応を行います。小さい会社ですので、各人がいずれかの役割に専属するのではなく、ひとりの人間が兼務する形となります。
このAIを中心としたビジネスモデルを当社自身が実証実験として取り入れ、お客様にフィードバックすることこそが最大の目的です。
人のサブとして付いていたAIを中心に据えて、成果物からビジネスロジックの提供へと変革していきます。
株式会社オノコムは、10月1日から新しい業務プロセスとビジネスモデルによって生まれ変わります。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。